わじまティーンラボ公演（石川県）

TOOTH FAIRY助成支援事業

本日は朝5:50に金沢を出発し所々道が陥没したり、崩落している道がある為片側だけ走行可能な高速を走り能登半島の輪島に向かいました。
8:20位に輪島に着き、街の様子を知るため車を走らせました。何も見ずに会場入りすることは出来ません。テレビで見るのと自分の目で見て、その場所の空気を吸い込み、心で感じることは全く違います。
沢山の家が崩れ、倒れ、潰れてました。
「  危険 」という札が玄関に貼られた家が幾つも幾つもあり、そうでない家の多くが屋根にブルーシートを張り雨からの被害に対応されてるようでした。朝市はあのお正月に燃え尽くされた時のまま街の中に強いインパクトで存在してました。あの日から5ヶ月経って尚日常は戻りません。下水が通らないため水は来たけれど使えない地域がまだ有り、進学を諦める子達、出て行ってしまった後輪島に戻ることを諦めた家族が沢山いらっしゃる状況です。

私達はどんなパフォーマンスをお届けすれば、ほんの少しでも力になれるのか独特の空気を携えて9:00に会場入りしました。
かつてない何とも言えない空気でした。
自分の居方、人としての居方が深く問われていることを自覚し、4人で覚悟を決めて会場入りしました。

写真では分かりませんが、わじまティーンラボさんの施設も床が持ち上がりダメージを受けてました。それでもこども達に向けた素晴らしいご活動を継続されてます。機材セッティング・リハーサルを終えた頃からこども達が次々にやって来ました。
あれよあれよと集まり
「  こんなに沢山の人を迎えたことはない  」
と責任者の小浦さんがおっしゃる程の賑わい。
小学生の子達は、その場所が被災地だと忘れてしまいそうな位にこどもらしい姿を見せてくれました。
パフォーマンスがスタートするとお母さん達の中に涙を流される方々が。
心身共に疲れがピークを向かえていることが伝わって来ます。沢山の想いを頂いた一日。

「  ただいま  」
って必ず帰って来ようと誓った1日でした。

初めましての私達を皆さんが温かく迎えて下さいました。逆にパワーを頂きました。
この日を迎えるにあたり、「PareTTe（パレット）」の谷畑さんに多大なるご協力を頂いてます。谷畑さんの想いに共鳴して下さった多くの石川県の皆様にもお力添え頂きツアーが実施されてます。
わじまティーンラボの小浦さんにも大変お世話になりました。心から感謝致します。
皆さんに会いにまた来ます!!

☆☆☆
今石川ツアーの4つのデリパフォの内3つはTOOTH FAIRY助成金で半額ご支援頂いてます。残りの部分の内宿泊費は専任メンバー自身が負担し、交通費と足らない半額分は心魂が負担する形で実施しようと4人で話し合い石川県にやって参りました。
一昨日開催致しました初日のデリパフォで沢山の方々が募金して下さり、交通費(高速・ガソリン・駐車場代金)+アルファをご支援下さいました。心から感謝致します。
私達に与えられてる財源では今回のようなツアーを実施することは出来ません。
助成金、ご寄付、一緒に生きる専任メンバーのサポートに心から感謝します。